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本物のワインへの入口 第3回
「シャンパーニュの今と昔」
スタイルの新旧を取り混ぜて

開催日時: 2017年1月22日(日曜日) 15:00~18:00
会  費: ¥25,000(税込)
定  員: 7名様

 ※本ワイン会は定員に達しましたのでお申し込みを締め切らさせていただきました。


シャンパーニュの魅力とは
『シャンパーニュほど特別で、華やかな舞台に似合う酒はない。しかしシャンパーニュほど出来上がるまでに
時間と忍耐との向き合いが必要な酒もない。』生産者が畑で身を削る思いと莫大な時間をかけて産み出す酒、
一方人々は都会のテーブルの上で、それを束の間にして胃袋へと流し込み享楽の世界を彷徨う。
古き良き時代、この儚くも頽廃的なイメージがシャンパーニュの魅力だったのではないだろうか。
さて今はどうだろう、変わりゆく現代の姿を探ってみよう。

その哲学とスタイルの新旧
このところシャンパーニュには目を離す事の出来ない優れた若手生産者が多い。彼らはレコルタンと呼ばれ、
自らが葡萄栽培から醸造、熟成を経て出荷までを行う。ジャックセロスやピエールカロ、エグリウリエなどは
既に大御所の感があるが、これらレコルタンの台頭も80年代を過ぎてからの事である。かつてメゾンに
とってはアッサンブラージュこそが命であったが、このところ各社からは最上級のキュヴェに、単一畑から
仕込まれるリューディ名を冠したものが出荷されている。一つの形としてではあるが、シャンパーニュは人が
造るものから、畑が造るものに変わってきているのではないだろうか。以上を踏まえながら理想の
シャンパーニュとは何かを考えながら、ひとときをご一緒出来たら嬉しい限りです。

テイスティングワイン

  1. アペリティフをブラインドで
    アペリティフは例によりブラインドで。このようなシャンパーニュを楽しんで頂きたいものである。
    程よく熟成したオールド瓶からスタートします。
  2. N.V. Pierre Callot Clos Jacquin (当店販売価格¥18,000)
    0.07haの畑から年産800本の僅かな出荷。ベースワインは澱と共に木樽熟成1年、熟成は21ヶ月と
    短いが、際立つ個性が魅力的なブランドブラン。
  3. 1995 Bruno Paillard Le Mesnil (当店販売価格¥27,000)
    1981年、シャンパーニュで唯一戦後設立されたメゾン。これは自社畑からの葡萄のみを使い、
    蔵での熟成も長い。この瓶のデゴルジュマンは2003年12月。
  4. N.V. Jacques Selosse Substance (当店販売価格¥48,000)
    アンセルムの哲学の具現化、ソレラシステムで造られるのはヴィンテージよりテロワールの特徴に
    重きをおく為。収穫翌年小樽から澱と共に4000l木樽へ、翌年澱を除き4300lのステンレスタンクへ
    ここから2割程を毎年生産する。
  5. 1985 Krug Collection (当店販売価格¥170,000)
    コレクションに取り置かれるのは限られた年のみ、初ヴィンテージは1962年。
    20種以上のワインを使うアッサンブラージュの極み、蔵にて10年以上の熟成後デゴルジュマン。
    本来のシャンパーニュのゴージャスな姿がここにあります。

Chairman  Sir Raymond Fleming
THE WINE GALLERY